学ぶ喜びを子供に 施設の小学生対象 学習支援に費用助成 大阪府が今年度から
家庭の事情で児童養護施設などで暮らす小学生への学習支援に大阪府が乗り出している。大学生や教員OBらを「先生」として活用する施設に費用助成する試みで、学習習慣が身についていない傾向のある子供たちに早い段階で対応し、将来の選択の幅を広げられるようにしたい考えだ。国の学習支援は中学生が対象で、小学生向けの取り組みは全国でも珍しいという。 施設に入所する子供たちの背景はさまざまだが、近年、保護者から虐待を受けるケースが増えている。厚生労働省が平成20年度にまとめた調査では、府内の施設(政令市を除く)に入所する子供の約6割が虐待を受けた経験があった。
こうした不安定な家庭環境で、子供たちは学習よりも生きることが優先される。机の前に座るなどといった基本的な学習習慣が身についていない子供が多く、学習面の遅れは深刻で、高校進学率も全国平均より低い状況が続いている。
国は昨年度から施設の中学生が学習塾に通う費用を負担するなど、高校受験を視野に中学生への学習支援は行っているが、小学生については手つかずのままだ。
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