1 月 30 2000
遠い彼を想いながら・看声が聞こえる
何気なくスイッチを入れると、テレビから熱狂する人々の大喚声が伝わってきた
1996年、アトランタオリンピック開幕
サッカー予選試合、日本対ブラジル戦
「彼は、元気でやっているんだろうか?」
白熱する試合の行方より、私は遠い彼のことを想っていた
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1 月 30 2000
何気なくスイッチを入れると、テレビから熱狂する人々の大喚声が伝わってきた
1996年、アトランタオリンピック開幕
サッカー予選試合、日本対ブラジル戦
「彼は、元気でやっているんだろうか?」
白熱する試合の行方より、私は遠い彼のことを想っていた
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1 月 30 2000
「あっ、駅ね。OK、OK」
顔一杯の汗を掻きながら
私は、行き先を初老のドライバーに伝えていた
ほんの数分前
もう、すっかり忘れてしまっていた
初老のドライバーの優しい笑顔
流れゆく窓の景色
タクシーの車内には、ゆったりとした時間が過ぎている
久しく感じたことのない時間の流れ方だった
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1 月 30 2000
「思う」と「想う」。
どちらも「おもう」と読むのだが、微妙に意味合いが違うように考えている。
「思う」は、頭の中で考えること。
「想う」は、こころの中で考えること。
と、そう区別できるのかもしれない。
もう少し言えば、「思う」は、どんな状況であっても、どこか冷静な自分自身がいて、目の前で起きていることや、これから起きようとしていることを、あれこれと分析し、対応しようとしている。
これとは、対照的に「想う」は、悲しいことや嬉しいこと、そのままの自分自身が深く感じていることを、ストレートに表現しようとしている。
だとしたら「想う」の方が、より自分自身の身近なところで、正直に考えようとしているのかもしれない。
日本語は、本当に難しいものだ。
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1 月 12 2000
1900年代も終わり、2000年という新しい年が明けた。
ミレニアムだとか、コンピュータ2000年問題だとか、例年になく何かと注目の大きい年明けとなった。
テレビでは、いつもの正月番組ではなく、新しい一千年を祝う世界各国の様子が伝えられたミレニアム番組が多くなっていた。
華やかな飾り付けをし、いくつもの花火を揚げ、2000年を迎えたことを多くの人たちが祝っていた。
紙吹雪が舞い、酒を酌み交わし、何も知らない偶然隣りになった者同士、何の違和感なく肩を抱き合い、 二度と来ない歴史的な瞬間に酔いしれていた。
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1 月 12 2000
正月二日に見る夢を初夢という。
いつものことだが初夢は、何を見たのか覚えていない。
初夢を見たかどうかさえも、全く覚えていない。
多分、何かの夢を見ていたと思うのだが、朝起きたときには、完全に記憶にない。
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1 月 12 2000
そろそろ秋も終わろうとしていた、ある日のこと。
歯の治療を終え、いつもよりも早く駅に到着した。
帰宅時間を考えながら、列車の発車時間を確認する。
一本前の普通列車をやめて、その後発の快速列車にすれば、約二時間の列車待ちとなる。
急ぐ理由もなく、行きつけの駅構内にある食べ物屋に向かった。
自分にとっては、歓迎すべき待ち時間となる。
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