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地域医療ライン:高齢者「銀河鉄道」で通院 世話人も同乗??岩手県北?盛岡間

◇「三セク」県外から視察も

 医療過疎が深刻になる中、岩手県北部を走る第三セクター「IGRいわて銀河鉄道」(照井崇社長)が運行する列車「地域医療ライン」が注目されている。県内で医療機関の集中する盛岡市内に通院する高齢者を対象に、運賃を割り引くほか、同乗する「アテンダント」が細やかに世話をしてくれる。スタートから1年。県外からの視察も増え、同様の列車の運行を始める三セクも出ている。

 2両編成で運行する平日の定時列車のうち、1往復の1両を通院客優先の同ラインとしている。二戸市の金田一温泉駅を午前7時43分に出発、約80キロ南の盛岡駅に午前9時に着く。帰りは午後2時10分、盛岡発。通院する医療機関の診察券があれば、両駅間往復の場合、1人4060円の運賃が3600円になり、介護者と2人の場合は1人あたり2700円の5400円に割り引かれる。盛岡駅から指定の病院まで200円でタクシーが利用できる。

 アテンダントはひざ掛けや薬を飲むための水を常備し、通院客に声をかけていく。脳出血で倒れた通院客に水を飲ませ、介抱したこともあるという。

 県内では、県立医療機関5カ所が入院病床を休止するなど医療の地域格差が拡大。二戸圏域の人口10万人あたりの医師数は65・0人で、盛岡圏域の約4分の1。同社は通院を通勤通学と並ぶ地域の足と位置付け、鉄道を見直してもらう狙いも込めている。

 運行開始からほぼ毎月売り上げを伸ばし、今年9月末まで1年間で往復乗車券2066枚約700万円を売り上げた。他県からの視察も多く、由利高原鉄道(秋田県)がアテンダントの導入を決めたほか、会津鉄道(福島県)や土佐くろしお鉄道(高知県)からも相談があったという。

 同社総務部の米倉崇史さんは「ライフラインとして認識されてきた。今後もサービスを継続したい」と話す。

 乳がんの手術を受け盛岡市内の病院に通う岩手県一戸町の農家の女性(76)は「息子に車で送ってもらうと会社を休ませてしまう。この列車は年寄りも安心して使え、助かっています」と話している。【出典:毎日新聞】

公共交通機関として、本当にいいと思う。がんばってほしい

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