あなたの髪、寄付しませんか かつら作り子どもたちへ
髪の毛を寄付して、小児がんなどで髪を失った子どもたちに、かつらを贈る動きが広がっている。アメリカのNPO団体「Locks of Love」(愛の髪)の活動だ。集まった髪でかつらを作り、北米の子どもたちにプレゼントする。
このNPOは米フロリダ州の団体。元看護師のマドンナ・コフマン理事長が、娘が4歳の時に病気で髪をすべて失ったのをきっかけに本格的に始めた。子ども用かつらは市場が小さく、35万〜60万円と高額。「髪の毛を失った子どもが自信を取り戻せるように」と寄付を呼びかけてきた。
25.4センチ(10インチ)以上の束ねた髪を封筒に入れて団体に郵送。団体は届けられた髪の束を6〜10束集めて一つのかつらを作り、放射線治療などで脱毛した米国とカナダの18歳以下の子どもに無料で贈っている。これまでに2千個以上のかつらを届けたという。寄付の8割が同世代の子どもからという。横浜市の英語塾講師・立林由紀さん(29)はネットで団体に興味を持ち、昨年2月、肩まであった長髪を切って寄付した。その後、髪を短くしたことに驚く友人や塾の生徒らに団体の活動を伝えると、「私も参加したい」と評判に。会員制交流サイト「ミクシィ」に「髪の毛を寄付するボランティア」と題したコミュニティーを立ち上げた。
コミュニティーでは団体の英語のホームページを日本語に訳し、寄付の方法などをわかりやすく紹介。髪を寄付した人たちの感想や思いなどがやりとりされ、このコミュニティーを通じて髪の毛を寄付したという書き込みも多い。
山形市の美容師金井博子さん(35)は仲間と美容院で団体の活動を伝え、趣旨に賛同したお客の髪の毛を集めている。これまでに2回寄付した。金井さんは「一人でも多くの子どもたちが笑顔になってくれれば」と話す。
埼玉県坂戸市の女性(59)は昨年3月、腰まであった髪を切り、団体に寄付した。01年12月、大学生の娘(当時19)が、飲酒運転によるひき逃げで命を奪われた。以来、ずっと伸ばし続けてきた。
「誰かのために、自分の髪が役立つ。娘もきっと喜んでくれる」。髪を寄付した後、口下手な夫が「よく似合うよ」と何度も言ってくれた。女性は「私の気持ちを少しでも和らげたいと思ったのでしょう」と語った。(島康彦、見市紀世子)
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〈アメリカ在住中に団体の活動を知ったタレント西田ひかるさんの話〉 「寄付=お金」ということではなく、髪を伸ばすだけで大きく貢献でき、大人だけではなく子どもが子どものために役に立てることが素晴らしいところです。さらなる広がりを見せることを期待し、応援します。 【出典:朝日新聞】
この国でも、待っている子どもたちが多くいると思う。ぜひ、出来ることを・・・
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