視覚障害者:駅での死傷事故35件、転落など…15年間で
視覚障害者が駅ホームから転落したり、電車に接触して死傷した事故が94年から現在までの15年間で、全国で少なくとも35件発生していたことが、「東京視覚障害者協会」(栗山健会長)の調査で分かった。うち死亡事故は18件。全盲の人が“欄干のない橋”に例える駅ホームの危険性が浮き彫りになった。
死亡事故の内訳は、転落16件、電車接触2件。乗車しようとして車両連結部から転落▽進入の電車に近づき過ぎて側面部に衝突??などだ。
鉄道各社は転落防止のため、可動式ホーム柵の設置などに取り組むが、費用面などから各社で整備状況に開きがある。調査担当の同会運営委員で弱視の山城完治さん(52)は「視覚障害者は、落ちる・ぶつかる・つまずく・迷うという苦労をしながら歩いている。命を守ることを第一にした駅にしてほしい」と話す。
一方、国土交通省によると、健常者も含めた乗客のホーム転落・電車接触事故は、03年度106件、05年度150件、07年度196件と年々増加。多くが酔客とされる。
四天王寺大大学院の※英弘(シンヨンホン)教授(障害者福祉)は「事故防止には、駅員の手厚い配置と物理的な環境整備が必要。可動式ホーム柵はすべての乗客の安全にかかわっており、国や行政の財政的支援も重要だ」と指摘する。【出典:毎日新聞】
バリアフリー化が進む中で、見落とされた新しいバリアができたのかもしれない
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