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<無断口座開設>「預かり証」2年後 NPO、別団体名義で

千葉市稲毛区で無料低額宿泊所を運営するNPO法人「厚銀舎(こうぎんしゃ)」(東京都北区)が、入所男性(61)に無断で生活保護費の振込口座を開設したとされる問題で、同法人は口座開設後、2年以上たってから男性に通帳などの預かり証を渡していたことが分かった。預かり証は別団体名になっており、宿泊所を所管する同市は近く本格的な調査に乗り出す。

 男性によると、厚銀舎は06年11月の入所直後に無断で銀行口座を開設・管理し、生活保護費約12万円が振り込まれると、施設使用料などを差し引き3万円を現金で男性に手渡していた。この際、銀行の利用明細も渡されたため、口座の存在を知ったという。

 男性は入所から2年4カ月後の09年3月末「お預かり証」と書かれた文書を渡され、署名と押印を求められた。生活保護決定通知書や預金通帳、印鑑などを預かっていると書かれているが、厚銀舎の名称はなく「第二種社会福祉事業団体FIS」との団体名が記載されている。この団体は厚銀舎の施設と同じ敷地で別の無料低額宿泊所を運営している。

 厚銀舎の担当者は「3月30日に預かり証を渡したが、入所時に略式の預かり証を渡している。その控えはすでに破棄した」と説明。別団体名義である点は「いい書面なので、もらって使った」としている。

 細谷章・同市地域保健福祉課長は「別団体の名前で出すなど、預かり証の体をなしていない」と指摘。「生活保護受給者自身が金銭管理するのが原則で、預かるのはアルコールや薬物の依存、認知症などで金銭管理ができない場合に限られる」と話している。

 【ことば】無料低額宿泊所

 生活困窮者に無料または低額で居室を提供し、就労や自立を支援する民間施設。社会福祉法で社会福祉事業と位置付けられ、厚生労働省によると08年6月現在で全国の415施設に1万2940人が入所している。大部分は生活保護受給者。都道府県などへの届け出だけで開設でき、行政の監督が行き届かず、入所者の権利侵害が各地で問題化している。【出典:毎日新聞】

なぜこんなことになるのだろう。何かがおかしい

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