西都原考古博物館:障害者が喫茶店で接客、好評 県委託、「就労の場」を提供 /宮崎
◇家族から「会話が弾む」の声も
「いらっしゃいませ」−−。ちょっぴりたどたどしい発語で客を迎えてくれる。作務衣(さむえ)姿の店員は、いつも笑顔が絶えない。
ここは、県立西都原考古博物館(西都市)に先月、オープンした喫茶店「眺(ちょう)」。テーブル6席、約30人収容のこぢんまりとした作りだが、3階からは古墳群が見渡せる。店名の通り、眺望は抜群だ。
働いているのは、27人の知的障害者たち。通所施設「うからの里・高鍋事業所」(安藤睦子所長)から3人ずつが日替わりで通い、接客や料理の仕込みを手伝っている。障害者に就労体験の機会を提供しようと、県が同事務所に営業を委託した。喫茶スペースは既存のものを受け継いだ。
同施設は、障害者自立支援法でいう「就労継続支援B型(非雇用)」。喫茶店を就労体験の場としてとらえている。
初めは心配で、半月かけて接客マナーを勉強させたという安藤所長。ところが「お客さんはもちろん、障害者にも好評でした。(勤務が)一巡して二巡目に入る人に『うらやましいなあ』という声が出るぐらい。家で料理をするようになったとか、会話が弾むようになったという声も家族から寄せられます」。
この日働いていたのは、灘口洋美さん(40)ら3人。灘口さんは2回目の参加。落ち着いた様子で「来ていただいてありがとうございます」と客に深々と頭を下げ、丁寧に冷たい水を運んでいた。
灘口さんは「お客さんと話せるし、楽しい」とはじけるような笑顔だ。
喫茶は月、木曜日以外の毎日営業(午前10時半から午後4時半)。ランチDE古代(500円、20食限定)などオリジナルメニューも用意している。管理栄養士の安藤所長が考案し、料理も受け持つ。ワラビやゼンマイなど季節の食材にもこだわっている。【出典:毎日新聞】
公共施設との連携。最近増えてきているように思える。がんばってほしい
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