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<国民年金保険料>「減免」8割が未申請 無年金の恐れも

低所得のため国民年金保険料の支払いを減免される対象者の8割に当たる871万人が減免の申請をしていないことが分かった。厚生労働省が推計した。減免を受けるには本人の申請が必要で、手続きをしないと将来、無年金や低年金になる恐れがある。制度を知らなかった人も多いとみられ、厚労省は申請がなくても、自動的に保険料を減免する仕組みを検討している。

 公的年金の受給資格は納付が計25年間必要。減免期間は資格期間に加算できるが、将来の給付は減額される。自営業者やパートなどの国民年金の場合、所得に応じて全額〜4分の1減免される。全額免除の場合、年金額は満額の6万6000円の3分の1に減額される。国民年金加入対象者のうち、減免対象者は07年で1127万人だが、うち871万人は申請していない。

 年金保険料減免は、障害年金や生活保護の受給者を除けば本人の申請が必要。社会保険庁によると、公的年金を受給できない人は07年で推計118万人。生活保護世帯以下の生計水準の人も多いとみられるが、実態は明らかになっていない。

 ◇無年金の男性「今後が不安」

 東京都江東区の派遣社員、岩崎森太郎さん(69)は、中学卒業後にガラス製造工場に就職、その後10社以上で働いた。だが年金保険料の納付期間が足りず、無年金だ。11年前から派遣社員として、ビル清掃で生計を立てている。午前5時に起きて土曜も出勤しているが、月収は約12万円。1人で暮らすアパートの家賃3万6000円や光熱費、介護保険料などを差し引くと、手元には約6万円しか残らないという。

 94年から6年間、ほぼ寝たきりだった母親の介護を続けみとった。この間は働けず収入はゼロ。約6年前、社会保険事務所で受給申請をしようとしたが、窓口で職員は「納付期間が全然足りない」と手を振った。保険料減免対象となり得る期間が相当あったとみられるが、「制度は全く知らなかった」という。

 毎夕、弟2人の住む区内の団地に出向き、知的障害と聴覚障害を抱える末弟のため食事を作る。余裕はないが、生活保護を申請するつもりはない。「今後のことは不安だが、自分の責任でもある。製造業は派遣切りが問題化しているが、働けるうちは働きたい。死ぬか生きるかになれば別だが、まだ生活保護を受けるのは忍びない」と話している。【出典:毎日新聞】

申請主義の弊害と言うこともあるが、福祉サービスが、もっと当たり前に使えて、使ってもいいものだという意識の変化とともに、それと同時に社会に対しての責任も、もっと自覚的に持てるようにと思う

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