児童デイサービス:紀の川市などの障害児の母親、存続訴え「親の会」結成 /和歌山
◇児童デイサービス、なくさないで 「親の会 きぽり れんげ草」結成
◇集団生活で成長、子どもの大切な場所
06年の障害者自立支援法の施行で、廃止の危機にある学齢期中心の児童デイサービスの存続を訴えようと、紀の川市などに住む障害児の母親15人が「障がい者の親の会 きぽり れんげ草」を結成した。発足メンバーの1人、寺浦恵子さん(35)は「集団生活を通して子どもが成長できる大切な場所。親の負担を軽減する役割もある。療育や休息の場の重要性を理解してほしい」と話している。
◇「親の声、国に届けたい」 ホームページで活動など発信へ
児童デイサービスは、障害のある乳幼児の療育や学齢児の放課後の居場所として全国に広まった。同法施行後、主なサービス対象は未就学児とされ、未就学児が利用者の7割に満たない施設の報酬単価は大幅に引き下げられた。学齢児中心の施設は08年度までの経過措置に位置づけられ、存続は不透明だ。
メンバーの子どもは、発達障害や自閉症などさまざま。児童デイサービスを利用し、友達との交流や課題への挑戦を通して、「できることが少しずつ増え、成長を感じる」と寺浦さんは話す。メンバーの神谷久美子さん(45)も「公共の場でのルールを学んでいると思います」と語る。
利用施設で、サービス廃止の危機を知ったメンバーが、同会を発足。10月末に存続を求める要望書を国に提出した。現在、支援学校を通して厚生労働省への意見メールを保護者に呼びかけている。今後、ホームページを立ち上げ、活動報告などを発信する予定だ。
障害児支援の見直しを巡っては、今年7月に発表された同省の最終報告書で「(学齢期の障害児の支援について)新たな枠組みで事業の実施を検討していくべき」と明記されたが、具体策は示されていない。寺浦さんは「会を通して、孤立しがちな親同士のつながりができれば。子どもの未来を守るためにも、声にならない現場の叫びを国に届けたい」と話している。【出典:毎日新聞】
自立支援法は、とりわけ子どもたちの発達を国として守り支援していくという制度ではない。早く見直すべきだ
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