8 月 18 2008
福岡市:2市営知的障害者授産施設の民間委託、来年度は断念 /福岡
◇市、反発の保護者と協議へ
福岡市が、知的障害者通所授産施設「市立つくし学園」(城南区)と「ふよう学園」(東区)の運営を、来年度から民間委託する方針を決めながらも、利用者や保護者らの反発で、委託時期を1年先送りしていたことが分かった。市は12日、つくし学園で保護者説明会を開き、市の方針への理解を求めた。
説明会には保護者ら約30人が参加した。阿部亨・市保健福祉局長は「説明の仕方が早急で皆さんにご心配をかけた」と謝罪。「新しい指定管理者を公募する方針に変わりはない。今後(保護者の)みなさんと指定管理者についての条件などを協議したい」と述べた。保護者らは「サービスが低下するのではと不安だ」「導入時期が先にありき」と批判、結論は先送りとなった。
市は4月以降、2園の利用者らを対象に計15回の説明会を開いた。しかし、保護者は「市は唐突で説明不足。納得がいかない」などと反発。6月には「指定管理者変更の見送り」を求め、市議会常任委員会に請願を提出し、7月の委員会審議で全会一致で採択された。このため、市は7月に予定していた業者の公募を次年度に見送り、来年度からの民間委託は断念した。今後、業者の選定条件などを保護者と協議した上で、導入時期を検討する。
自閉症の長男(24)がつくし学園に通う小〓京子保護者会長は「利用者が納得しないまま計画が進むのはどうか。利用者の多くは急激な環境の変化が難しい。市は具体策を示す必要がある」と話した。
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■ことば
◇福岡市の知的障害者授産施設
市営施設は、つくし(城南)▽ふよう(東)▽ももち(早良)▽なのみ(南)の4学園。市内の18歳以上の知的障害者らが通所し、箱折りなどの軽作業に従事している。市が民間(社会福祉法人)委託を検討しているつくし、ふよう両園の定員は各58人【出典:毎日新聞】
話し合いを尽くすしかない
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