7 月 22 2008
<活動量>多い人ほど病気死亡の危険低い…厚労省8万人調査
体を動かすことが多い人ほど、平均寿命前に病気で死亡する危険性が低くなることが、厚生労働省研究班(担当研究者、井上真奈美・国立がんセンター予防研究部室長)の調査で分かった。激しい運動でなくても、歩いたり、立っている機会を増やすだけで死亡の危険が下がるという。米疫学会誌7月号に掲載された。
研究班は95、98年に、10都府県の45〜74歳の約8万3000人に対し、▽肉体労働や激しい運動をしている時間▽座っている時間▽歩行か立っている時間▽睡眠時間−−について尋ねた。活動の強さと時間から1日当たりの平均活動量を数値化し、活動量別に4群に分けた。05年末までの追跡期間中に4564人が死亡した。活動量と死亡の関係を調べたところ、活動量の最も多い群は最も少ない群より、平均寿命前の死亡の危険性が男性で27%、女性で39%低下していた。死因別でみると、最も多い群の男性では、がんによる死亡の危険性が20%、心疾患は28%低かった。女性はがんによる死亡の危険性が31%低下した。
活動の種類別では、比較的軽い活動でも死亡の危険が低下。「歩行か立っている時間」の場合、1日当たり3時間以上だと、1時間未満の人と比べて男性で20%、女性で36%、平均寿命前の死亡の危険性が低かった。ただし、体格指数(BMI)が27より大きい肥満の人では、活動量増加に伴う危険度低下の度合いが小さかった。
井上室長は「循環器疾患などの場合は身体活動で脂質、血圧などが改善されることが背景にあるのではないか」と分析している。【出典:毎日新聞】
ほどよく身体を動かすこと。誰にとっても大切なことだ。そして、国は、その場を、その機会を保障しないといけない
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