7 月 01 2008

車いすで気軽にタクシー 国交省、一般客との兼用車開発へ

Published by webmaster at 20:57:07 under NEWS Selection

体の不自由な人の外出を容易にしようと、国土交通省は車いすのまま乗車できて、一般客向けの流し営業にも使えるタクシー車両の開発を始めた。欧米で導入されている福祉型兼用のタクシー車両を参考に、自動車メーカーと共同で本年度中に試作車を完成させ普及を目指す方針だ。

 欧米で実用化されたタクシー車両は、車いすで乗り込もうとする際には、後部座席を折り畳んでスペースをつくり、車内から乗降スロープを引き出して固定、車いすで登って入る仕組み。

 国内では、駅で乗客を待ったり、町中を流している一般のタクシーは全国で約27万台ある。車いすのまま乗り込めるタクシーはなく、障害者や高齢者らからは「車いすのまま乗り降りしやすいタクシーにしてほしい」との要望が高まっている。

 また現在、国内の自動車メーカーが販売している車いすのまま乗り込める車両は、主にリフト付きのワンボックス型。燃費は悪く、流し営業に求められる「5年で約50万キロ走行」という業界の耐久性の目安も満たしていないため、一般タクシーとしては使用されていない。

 国交省は、高齢者や障害者ら車いす利用者が増えていることもあり、ニーズに応える新規格の車両が必要と判断。今月6日にメーカーらによる開発検討会を設け、欧米の例を参考に車両デザインの検討を始めた。最終的には試作車をもとにメーカーが量産し、タクシー事業者が購入することを想定している。

 検討会の委員で日本身体障害者団体連合会の森祐司事務局長は「手動車いすは折り畳んでタクシーのトランクに積めるが電動式は不可能。便利さと安全性を兼ね備えた車両が普及してほしい」と訴えている。

                   ◇

【用語解説】障害者らのタクシー利用

 リフトや回転シートを備えた車両で、障害者や高齢者向けに営業する福祉タクシーは2006年度末現在、全国に約1万台ある。流し営業はしていないため、利用者はタクシー会社に予約を入れ、自宅などに迎えに来てもらう必要がある。ただ車両台数が少ないため、急な予約が取れずに対応してもらえないことがある。【出典:フジサンケイビジネス】

欧米に比べ、かなり遅れている。ぜひ実現してほしい

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