6 月 23 2008
児童虐待4万件超す 4年で295人死亡
全国の児童相談所が対応した児童虐待が07年度は過去最多の4万618件(速報値)に上ることが17日、厚生労働省のまとめで明らかになった。前年度より約3300件増え、初めて4万件を超えた。虐待を受けて死亡した児童は03〜06年に295人いた。
児童(18歳未満)に対する虐待は、身体的虐待、育児放棄(ネグレクト)、心理的虐待、性的虐待の4種類。児童虐待は年々増えており、厚労省は虐待そのものが増えているほか、虐待に対する社会的関心が高まっているためとみている。児童相談所を置く都道府県や政令指定市などの自治体別にみると、東京都が3307件で最も多く、大阪府(大阪市、堺市除く)2997件、横浜市2千件など。
死亡事例を検証している厚労省の専門委員会の報告書によると、03〜06年の死亡事例247件295人のうち、心中だったのが72件103人、心中以外の身体的虐待などが175件192人。心中以外の175件のうち48件では、児童相談所が相談にのるなどしていたが、虐待死を防げなかった。
専門委員会は、虐待死を防ぐために(1)家族の情報ではなく、子どもと会って安全を確認する(2)危険性の判断は組織的に行う(3)児童相談所、市町村、警察など関係機関で情報を共有し、役割分担を明確にする——などと提言した。
4月に改正児童虐待防止法が施行され、児童相談所は裁判所の許可状を取れば、子どもの安全確認のため、強制的な立ち入り調査ができるようになった。舛添厚労相はこの日、全国の児童相談所長らを集めた会議で、「保護者との関係で介入を躊躇(ちゅうちょ)すると、救える命を救えない。必要な立ち入り調査は断固やるべきだ」と訴えた。【出典:朝日新聞】
いまは、子どもたちを守ることだけでいっぱい。守ってからの子どもと両親のケアにも、これから取り組まないと、より深刻になる
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