5 月 14 2008
虐待通告・相談:昨年度、過去最多の616件 「身体的」44%占める /群馬
◇県まとめ
07年度に県内3カ所の児童相談所に寄せられた虐待通告・相談が前年度の551件から65件、11・8%増え、過去最多の616件に上ることが、県子育て支援課のまとめ(速報値)で分かった。同課は「早期に対応できれば虐待の芽を摘むことも可能。家族以外からの相談のなかには虐待でなかったケースもあるが、迷ったら相談してほしい」と呼び掛けている。
616件の内訳は、殴る、けるなどの身体的虐待が前年度比30件増の272件で全体の44・2%を占め最も多かった。食事や入浴の機会を与えないネグレクト(育児放棄)が同28件増の169件(27・4%)▽無視や言葉の暴力による心理的虐待が同6件増の148件(24・0%)▽性的虐待が同1件増の27件(4・4%)——と続いた。
同課によると、児童虐待に対する社会的な関心が高まっていることに伴い、全体の件数は増える傾向にあるという。
身体的虐待のケースでは、スーパーで買い物中の母親が小学1年の長男を激しく殴っているのを見つけた店員が児相に通報。児相で母親に話を聞いたところ、うつ病の疑いがあり、職員が付き添って通院することで病状が改善し、男児への虐待もなくなったケースなどがあった。
増える児童虐待に対応するため、今年度から国の方針に沿って、全市町村が要保護児童対策地域協議会を設置。児相だけでなく、警察や教育委員会など地域ぐるみで虐待の恐れのある児童への取り組みを始めている。
昨年2月に桐生市で起きた虐待事件では、児相や市、学校が問題に気付いていながら踏み込んだ対応ができず、男児が父親に熱湯をかけられたり殴られたりして大けがした。ある児相では「各機関の役割分担をしっかり考えるのが緊急の課題だ」と話した。【出典:毎日新聞】
格差が広がり、より弱い者へとストレスの力が向けられる。この社会病理は、何が原因なのだろうか
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