4 月 04 2008
介護保険施設:まだ33%で身体拘束 根絶に職員不足が壁--県07年度調査 /宮城
◇01年度の半分以下
県は特別養護老人ホームやグループホームなど、県内の介護保険施設を対象とした「身体拘束廃止に関する調査」の07年度結果を公表した。身体拘束を行っていると回答した事業所は33・8%で、調査が始まった01年度の72・8%の半分以下に減少した。しかし、身体拘束の廃止が難しい理由として施設管理者の約3分の1が「職員数が少ない」と回答し、拘束廃止へ向け現場の抱える課題が改めて浮き彫りとなった。
介護保険の指定基準は介護保険施設の利用者に対する身体拘束を原則禁止している。調査は、実態を把握するため県が01年に開始した。介護施設457カ所を対象に昨年11月、調査票を配布し、前年度より10カ所多い361カ所から回答があった。
「拘束を行っている」と回答したのは122カ所で、全施設の利用者(1万5849人)の2・4%に当たる383人が拘束を受けていた。延べ人数は555人で、うち緊急またはやむを得ずに拘束されたのは延べ382人。残りの173人は「主治医の指導があった」「他に方法がない」「家族からの強い要望」などの理由で、ミトン型手袋85人▽ベッド柵63人▽つなぎ服14人--などの拘束が行われた。
拘束廃止に向けて特に効果のあった事例として、施設から報告があったのは「声掛けや見守りを強化して拘束をなくし、入所者の表情が豊かになると職員の意識も向上した」「ベッドマットの下にナースコールのボタンを置いて入所者の動きを把握し、柵の使用をやめた」など。一方、「拘束廃止に取り組んでから事故が発生した」と回答したのは165カ所。ベッドや車椅子からの転落、点滴チューブを抜くなどの事故が確認された。
施設管理者361人の意識調査では、身体拘束の廃止が難しい理由を尋ねる質問(複数回答)に対し132人が「職員数が少ない」と回答。「身体拘束以外の介護方法が分からない」は127人、「本人または家族が望んでいるため」は122人だった【出典:毎日新聞】
身体拘束は、ぎりぎりの最終的な手段であってほしい。安易に使わないでほしい
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