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4 月 04 2008

バリアフリー観光:目が不自由でもOK 聞いて、触って、名所めぐり /島根

Published by webmaster at 20:04:12 under NEWS Selection

◇音声ガイドを受信「てくてくラジオ」
 目の不自由な人にも観光や美術館めぐりを存分に楽しんでもらおうという試みが広がっている。目で見ることはできなくとも「聞いて」「触って」楽しむという発想の広がりに、バリアフリー社会の新たな展開が感じられる。

 今年1月、JR松江駅のバスターミナルで、NPO法人プロジェクトゆうあい(松江市、電話0852・32・8645)が事業化した音声ガイド「てくてくラジオ」の運用が開始された。ラジオを持って歩くだけで発信機からの電波を受信して自動的に音声ガイドが流れる仕組みで、ターミナルの1番乗り場から9番乗り場までに専用発信機を設置。市販のラジオを持って乗り場に近づくと、「3番乗り場です」と音声ガイドが流れる。同NPOが「視覚障害者の人も簡単にバス乗り場の確認ができるように」と市やバス会社と協議して実現した。
 てくてくラジオは、同NPOの田中隆一事務局長(40)らの働きかけで開発・商品化。利用者が携帯AMラジオを1620キロヘルツに合わせると、発信機から2〜3メートルの周囲で音声が聞こえる。松江市内ではホテル、郵便局、商店街などで運用されている。
 公共施設だけではなく、観光案内にも活用が進んでおり、「目のお薬師様」として有名な出雲市の一畑薬師にも設置。「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる「水木しげるロード」(鳥取県境港市)では、妖怪のブロンズ像にラジオを近づけると、おばあさんの声でその妖怪の説明を聞くことができる。2月の東京マラソンでは、ゴール地点近くの公園の屋台村や展示ブースに設置された。
 同NPOスタッフで視覚障害者の尾島栄子さん(21)は「観光案内としても役立つ情報が流れており、目の見える人でも聞いて楽しめるのでは」と期待する。
 ◇美術手で“鑑賞”
 大阪府茨木市の視覚障害者、小原二三夫さん(56)は「目が不自由でもミュージアムを楽しんでほしい」という思いから、視覚障害者にも利用しやすい美術館・博物館のリストを作成し、自身のホームページで公開している。手で触ったり視覚以外で楽しめることを重視し、全国2800館から655館をピックアップした。
 小原さんは数年前から美術館や博物館に興味を持ち、県外も含めて50館以上に足を運んだ。「いろいろな物を触ってみたいという思いがあった。ミュージアムでもそういう体験ができると気付いたんです」と話す。
 リストは昨年11月から今年2月にかけ、ホームページの情報や電話での問い合わせを参考にして作成。手で触ることができたり、学芸員やボランティアの解説が受けられるかどうかを重視した。例えば、松江市の県立美術館では、ロビーと展望テラスのブロンズ彫刻10点近くを触ることができる、調整がつけば学芸員による展示解説が受けられることが記載されている。
 ワークショップなど参加体験型企画をするミュージアムが増える中、目の不自由な人でも楽しめそうなミュージアムの数は予想以上になったという。
 「目が見えなくても、触ることでミュージアムは楽しめる。同じ視覚障害の人たちに役立ててもらえれば」と話している。【出典:毎日新聞】

最近では、入館者に携帯端末を貸し出して、それを通して、いろんな解説を受けられるという美術館もある。歌舞伎についても、そう言うシステムを取っている

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