3 月 28 2008
藤沢特別養護老人ホーム:06年度の「事故」を分析 職員不足が誘発 /神奈川
◇時間・場所から…現状浮き彫りに
藤沢特別養護老人ホーム(藤沢市鵠沼)が06年度に施設内で起きた「事故」を分析したところ、職員の少ない時間帯や新任職員が入る春から夏に多く発生したことが分かった。ホームは職員の休憩時間を見直すなどの対策を取ったが、施設職員が足りない介護保険制度の現状が改めて浮かび上がった。
ホームは社会福祉法人「共生会」が運営し、入所者定員は80人。別に短期入所者15人とデイサービス利用者もいる。00年の介護保険制度導入後、ホームは市への報告が必要な医療機関受診以外についても独自に「事故報告」を作成。共生会全体の事故防止検討委員会が改善に役立てるため、傾向を分析した。
06年度の「事故」は139件。▽車いすから落ちるなどの「転倒」(48%)▽ベッドなどからの「ずり落ち」(26%)▽「転落」(9%)▽「けが」(7%)▽服薬ミス(3%)の順に多かった。
職員が気付いた時間帯(30分単位)別では、午後2時からが最多の9件。同1時半からも6件あった。ホームでは「日勤」「早番」などの時間帯があり、午後1時から30分間と同45分からの15分間は休憩時間帯の関係で各フロアの職員が1人で排せつ介助などをしていた。
やはり6件の事故が起きた午前10時からの30分間は「夜勤」などから代わる時間で、7件の午前5時からは入所者が起きる一方で、1人の夜勤者が排せつや離床の介助に追われる時間帯だった。
また、時間と場所を合わせて分析すると、食堂での事故が昼食前の午前11時半からとおやつ前の午後2時半からに目立った。いずれも職員が他の入所者の誘導などで不在になりがちな時間帯だった。
一方、月別では6月=14件、7月=15件、8月=17件が目立ち、特に特養入所者のけが9件中7件は4〜8月だった。新しく入ったり持ち場の変わった職員にとっては介助など覚えることが多く、経験者も“新人教育”に追われる時期で、逆に夏は「慣れ」が原因と分析された。
ホームの川瀬和一施設長は「事故をなくせば、入所者の笑顔や家族の安心につながる」と分析・公表の意義を強調。「事故を防ぐため、入所者一人一人の個性や行動を理解できる職員数が必要」と指摘する。【出典:毎日新聞】
とても興味深い。かつて、看護師不足から起きた医療ミス。共通点は多い。また、職員不足が虐待や拘束の理由になってしまうのが福祉施設なのかもしれない
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