3 月 17 2008
視覚障害者:県職員採用の門戸広げて 就労促進する会、点字試験導入など請願 /高知
県職員の採用試験で、点字試験の導入と、受験できる上限年齢の引き上げを求め、視覚障害者らでつくる「県視覚障害者の就労を促進する会」が県議会に請願を提出。12日に開かれた総務委員会で、会長の吉岡邦広さん(29)が請願の趣旨説明に臨んだ。「障害者採用の門戸を広げてほしい」。吉岡さんの訴えに、県は「前向きに検討したい」との考えを示した。請願は近く同委員会で審査の後、本会議で採択されるかどうか決まる。
県人事課によると、点字採用試験を実施しているのは、全国の21都道府県。うち、採用が確認できたのは7都府県で、電話交換や点字文書作成などの業務を担当しているという。県では「採用しても配置する職が見いだせない」として、点字試験の実施には至っていない。上限年齢は一般試験と同様の29歳。
吉岡さんは98年に高知大に入学し、大学2年の時に緑内障が原因で失明した。目の治療や点字の勉強などを重ね、05年に卒業したが、就職が決まらず、大阪にある視覚障害者の職業訓練校に通い、就職を目指した。しかし、民間企業約200社に問い合わせても、受験できるのは20社足らず。就職の道はなかなか開かなかった。
「民間企業の模範となるように、まずは行政から点字採用試験を」。こう思うようになり、先月にはメンバー約100人で同会を発足。点字採用試験の導入だけではなく、中途失明の場合は、点字の学習などの訓練で就職までに時間がかかることから、受験の上限年齢の引き上げを要請していくことを決めた。一般にも理解を広めようと、街頭での署名活動も始め、1カ月で約2600人分が集まり、この日、尾崎正直知事に署名を添え要望した。
趣旨説明に臨んだ吉岡さんは「受験資格がないために何人もの人があきらめてきた。よりよい県民サービスをするには、障害者の視点も生かされるはずです」と訴えた。これに対し、中沢卓史・県総務部長は「09年4月採用にはスケジュールを見ても間に合わないが、それまでの間に特別に採用できるかも含めて検討していきたい」と話した。【出典:毎日新聞】
障害者の就労は、仕事探しではなく、仕事づくりが大半のハズなのに。。。
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