3 月 16 2008
<殺人>認知症の妻殺害 85歳に執行猶予 地裁尼崎支部
妻(当時80歳)を絞殺したとする殺人罪に問われた兵庫県尼崎市、無職、橋本幸夫被告(85)に対する判決公判が12日、神戸地裁尼崎支部であり、渡辺壮裁判長は懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)を言い渡した。橋本被告は、自分が大腸がんと診断されたことから、認知症の妻の将来を悲観したという。渡辺裁判長は「自分一人で介護していこうという強い責任感が起こした事件の面もある」などと述べた。
判決などによると、大腸がんの疑いがあると診断された橋本被告は「自分の命は長くない。自分が死んだ後、妻の面倒は誰が見るのか」と考え、昨年11月11日午前2時45分ごろ、自宅で妻房恵さんに精神安定剤を飲ませて寝かせたうえ、ひもで首を絞め殺害した。
橋本被告は約50年前に長男を亡くし、約6年間、房恵さんを1人で介護していた。検察側も論告で福祉施策の不備を事件の遠因に挙げ「社会全体で取り組んでいかなければならない問題を内在している」と異例の指摘をしていた。【出典:毎日新聞】
老老介護の悲劇。決して他人事ではない。いつになったら、このような悲劇がなくなるのだろうか
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