3 月 06 2008
<介護ベッド>進むハイテク 遅れる普及(その1)
安全なベッドが欲しいけれど−−。介護用電動ベッドによる事故が相次いで明らかになる中、転落などにつながる危険を事前に知らせるベッドの販売は伸び悩んでいる。ネックは価格。預金の切り崩しでぎりぎりの生活をする世帯が多く、購入に踏み切れないためだ。安全性を重視したハイテク技術は進む一方、介護現場は置き去りになっている。
◇15個のセンサー
「どうされましたか」「危ないですよ!」と声がかかるベッドはNTTサイバーコミュニケーション総合研究所が開発中のシステム。枕元や手すり、足元などに取り付けた5種類15個のセンサーが取り付けられている。その反応順序や時間差などの情報を複合的に分析し「手すりが握られたあと体が起き上がった」「ベッドの端に座り足を下ろした」といった一連の動作を認識する。動作の段階に応じ、音声が流れ患者本人に注意を促したり、看護・介護者にそれぞれ通報することで、転倒・転落事故につながる危険を減らすことができる。
同研究所によると、市販されている一般的な介護用電動ベッドは「寝返りを打って手すりに触れただけで警報が鳴ってしまう」「看護師が駆けつけたときには患者がベッドから下りていた」などの誤報やタイミングの遅さが利用者などから指摘されているという。そこでNTT東日本関東病院の入院患者や看護師の協力を得て、ベッド上の動きや看護師の作業動線などを調べ、このデータに基づき、何をしようとする動きなのかを検知するシステムにした。
同研究所では1、2年後の実用化を目標にしているが、より安く取り扱いの簡単な機器を作ることができるかなどの課題にも取り組まなければならない。一般の家庭や病院・施設に普及するにはもう少し時間がかかりそう。【出典:毎日新聞】
介護用ベッドは高価なもの。家庭では、なかなか購入できないし、レンタルも、最近では難しいと聞いている
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