3 月 02 2008
認知症の妻「死なせて」、応じた89歳夫に猶予判決
北海道旭川市のグループホームで妻(当時81)を絞殺したとして、嘱託殺人罪に問われた豊瀬透被告(89)の判決公判が28日、旭川地裁であった。認知症だった妻が「死なせてほしい」と懇願、看病に疲れた被告が応じ、自分も自殺を図ったが一命を取り留めたと判決は認定した。河村俊哉裁判長は「深い愛情で献身的に世話を焼き続けたが、心身ともに疲弊していた。同情すべき点はある」と言及。当時は心神耗弱の状態だったと認定し、懲役3年執行猶予3年(求刑懲役3年6カ月)を言い渡した。
判決によると、豊瀬被告の妻・光子さんは約10年前から認知症になり、その後パーキンソン病も患った。自殺を図ったこともあり、「死なせて」と言い続けるようになった。豊瀬被告は心中しようと決め、07年10月29日午後9時ごろ、グループホームの自室で光子さんの首をひもで絞めた。自分もそのひもで首をつったが、職員に発見されて助かった。
豊瀬被告は公判中、やり取りがよく聞こえず、裁判所側が質問を紙に書いて答えを促す場面もあった。裁判長に心境を聞かれ「一緒に死にたかった」「残ったことが情けない」と話していた。 【出典:朝日新聞】
何が追いつめてしまったのか。この国の福祉は貧しいというだけで、片付けてはいけない
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