2 月 29 2008
過密労働でも低賃金 京都の会、障害者ホームヘルパーを調査
障害者の地域生活を支える京都のヘルパーらでつくる「かりん燈 万人の所得保障を目指す介助者の会」はこのほど、障害者ホームヘルパーを対象とした全国初のアンケートの結果をまとめた。ヘルパーは、介助労働で世帯収入を支えているが、160時間を超える労働でも月収は10万円台後半にとどまっており、厳しい現状が浮き彫りとなった。
調査は今年1月から2月中旬まで、重度訪問介護のホームヘルパーを対象に実施。約550通の回答があった。
アンケート結果によると、ヘルパーは20−30代が多く、男女がほぼ同数。高齢者を対象に介護保険制度で働くヘルパーと異なり、アンケートに答えたヘルパーの収入が世帯の主な収入である人が6割あった。
毎月の労働時間は160−240時間が5割近くを占めた。朝や昼の勤務だけでなく、夜勤や泊まり勤務をこなす人が35%と変則勤務も多かった。長時間労働するケースが多いが、手取り月収は10万円台半ばから後半が目立ち、昇給のない人が6割だった。
ヘルパーが介護福祉士や専門介護福祉士にキャリアアップする厚生労働省の制度については「資格制度は実際の支援にほとんど意味がない。こんな階層をつくっては、ますます現場のヘルパー賃金が下がり、(障害者の在宅生活の)施設化を招く」と反対意見が目立った。
「かりん燈」のメンバーらは今月25日、障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動の一環で厚生労働省障害福祉課を訪れ、アンケート結果を伝えるとともに、障害分野の介助者離れの深刻化や働き続けることが可能な報酬単価の引き上げを求めた。【出典:京都新聞】
働きやすい環境でなければ、利用者へマイナスとなる
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