1 月 31 2008
障害者らに優しい観光へ モデルツアーで課題確認
障害者や高齢者が参加できるバリアフリー観光の推進策を検証する国の事業として、沖縄モデルツアーが26日から県内で行われている。検証者として神戸市から障害者6人が来県し、うち3人が27日に糸満市摩文仁の平和祈念公園を視察した。施設内のバリアフリーの状況を確認したほか、平和ガイドから沖縄戦についての解説を受けた。関係者は「さらに検証を進め、養護学校の生徒など多くの人に平和学習に来てもらえれば」と話している。年度内に観光メニューをまとめる予定だ。
同事業は国の2007年度国土施策創発調査事業で、国建が調査を受託し、旅行の受け入れ窓口として沖縄バリアフリーツアーセンター(親川修センター長)が参加している。沖縄観光のバリアフリー化を進めることでより需要を喚起するのが目的で、同様の調査は県内で初めて。障害者スポーツ誘致の諸条件や障害者を対象にした平和学習の可能性などを検証する。
旭川市や神戸市も同調査に参加しており、今回障害者を支援している神戸市のNPO法人ウィズアス(鞍本長利代表)の関係者が検証のため来県した。
平和祈念公園で一行は、車いすの通行に支障がないかを点検し、施設内の道路の段差や点字案内の有無などを調べた。また県観光ボランティア友の会顧問の吉嶺全一さんの案内で沖縄戦当時の状況を聞きながら平和の礎などを見て回った。
電動車いすで参加した鞍本紗綾さん(29)は「沖縄戦で多くの人が亡くなって大変だったということを実感した」と初めての摩文仁訪問に感慨深げだった。
沖縄バリアフリーツアーセンターの親川センター長は「公園を訪れる遺族も高齢化し、視力が弱ったり、車いすの人も多くなったりする。点字の案内板を設置するなど障害者の目線が必要だ」と指摘した。【出典:琉球新報】
このような取り組みが全国に広がってほしい
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