1 月 06 2008
増える高齢者賃貸住宅 鹿県内適合型6カ所 社会的入院の受け皿へ期待
高齢者の住宅の選択肢が広がりつつある。高齢であることを理由に入居を拒否されないケア付きの適合高齢者専用賃貸住宅(適合高齢賃)が、昨年12月までに鹿児島県内に6カ所オープンした。国の療養病床再編計画で、鹿児島県は2011年度末までに約2000床を削減する案を出しており、その受け皿の一つとして注目されている。
適合高齢賃とは、高齢者専用の賃貸住宅に介護保険法による介護事業所などが併設されたもの。国土交通省と厚生労働省が設けた基準があり、県が申請をもとに登録する。特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの介護保険施設と比べ規制が少なく、医療法人や民間企業が建設に関心を寄せている。
11月に事業を開始した鹿児島市上荒田町の「コンフォート上荒田」は10階建ての賃貸マンション。1階にクリニック、2階にはデイサービスやホームヘルパーを派遣する介護事業所がある。介護職員がフロントに24時間体制で待機しており、買い出しやごみ回収、緊急対応なども行う。
入居者の1人、萩原裕子さん(75)は、要介護4の夫(76)と一緒に暮らしながらの在宅介護を希望し入居した。萩原さんは「体の大きい夫の介護は1人では難しいが、同じ建物に介護の専門家がいて安心できる」と話す。
療養病床の2000床削減案をめぐって、各医療機関は早くから対応を模索。家族らの事情などで行き場のない人たちの「社会的入院」の受け皿づくりが課題となっている。
9月末にオープンした鹿児島市吉野町の「星空」は、近くで内科病院を開く医療法人「明輝会」が運営主体。隣接地に同法人が運営する小規模多機能ホームなどがあり、入居者は訪問介護などを自由に受けられる。
家賃は食費3食分などを含み9万円台から。生活保護受給者にも入居可能な設定もある。長期入院ができない介護老人保健施設からの転居も視野に、同法人の小牧文夫事務局長は「医療・介護を安心して受けられるような複合的な地域ケアを実践していきたい」と話す。【出典:南日本新聞】
確かに選択肢の一つとしてあってもいい。ただ、これでは、体のいい数字合わせ。療養病床の名をすり替えただけ。社会的入院は、何も解決されていない
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