12 月 31 2007
電動車椅子:脳性まひの6歳児・瑠菜ちゃんへの支給認可 「発達促進に有効」 /滋賀
◇県障害者更生相談所「発達促進に有効」−−指針は高学年以上
自分で立つことができない脳性まひ児に、「歩行」経験をしてもらおうと、重症心身障害児者施設「びわこ学園医療福祉センター草津」(草津市笠山8)の理学療法士、高塩純一さん(49)らが開発した電動車椅子の、6歳児への支給が認められた。厚生労働省の指針では、支給対象は「学齢期以上。小学校高学年以上が望ましい」とされているが、県障害者更生相談所は「発達促進に有効」と判断。心理面の効果を考慮して支給を認めた。
支給が認められたのは、樋口瑠菜ちゃん(6)=甲賀市水口町。05年2月に高塩さんらが開発した電動車椅子を使った「歩行」を始め、屋外に出て、すれ違う人に「バイバイ」とあいさつするなど世界を広げてきた。
脳性まひ児は乳幼児期から思い通りに動けない経験が重なり、積極性や自立性を失ってしまう事例が多くあるというが、瑠菜ちゃんは保育所でも、周囲の子と積極的なかかわりを見せているという。
同相談所は、操作が容易▽他の子供との協調性向上など本人の発達促進に有効▽危険性は少ない、として支給すべきと判定した。
瑠菜ちゃんの母、美香さん(34)は「(日常生活でも)電動車椅子に乗って移動できるようになれば、新たな好奇心も出てくるのでは」と期待。同志社大の内山伊知郎・こころの生涯発達研究センター長は「一律に年齢で制限するのでなく、心理面も含め評価していくことが必要だ」と話している。
◇厚生労働省地域生活支援室の話
指針は判定の目安。個別のケースについては、本人の心身の発育過程を考慮して判断してほしい。【出典:毎日新聞】
電動車いすの支給に年齢制限があったとは知らなかった
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