関東用老人ホーム情報センター

6 月 16 2007

理不尽なこと

Published by webmaster at 14:39:47 under ことばの杜

 「全参加と平等」
 国際障害者年より、日本の障害者福祉政策の理念とされてきた「ことば」。
 実際、この「ことば」に沿った多くの政策が実現され、かなりの部分で日本の障害者福祉が前進したと言える。
 しかし、現実は、とても厳しい。

 例えば、障害者の参政権だ。
 多くの課題は、まだ解決されていないが、代理投票制度や郵便投票制度など、どんなに障害が重くても選挙において一票を投じ、自らの権利を行使することができるようになった。
 ただ、障害者の政治参加、とくに議員活動という面では、公的なサポート体制を保障するものはなく、皆無に等しい。
 国際的には、障害者の参政権、政治活動の保障は、人権のように当然の権利として認められている。
 日本は、障害者の権利条約の批准をめざしているが、かなり遅れていると言わざるを得ない。

 明日の深夜。
 次のような番組がある。
 ぜひ、多くの人に見て欲しい。
 そして、考えて欲しい。
 もし、できれば、出来ることから何か行動を起こして欲しいと思う。
 
 6月17日(日)、深夜(0:50〜1:45) 日本テレビ系列
 『NNNドキュメント’07 声の壁 〜発言できない議員』

 話は変わるが、最近理不尽なことが多い。
 コムスンの介護問題は、コムスンだけを叩けば済むという問題ではない。
 社会保険庁の年金問題も、社会保険庁だけを叩けば済むという問題でもない。
 でも、マスコミも含めて、叩きやすいところへ集中する。
 これでは、問題の本質は、何も解決されない。

 もう一つ、理不尽なことがある。
 いまもなお、国と戦っている女子高生がいる。
 「現在の両親の姓で、パスポートを取りたい」
 たったそれだけの、ごく当たり前のことなのに、国は、法律を楯にして頑なに拒否し続けている。
 いわゆる、民法772条規定の無戸籍児童の問題である。
 法律の運用規定で、DNA鑑定が認められば、すぐにでも解決できる問題。
 にもかかわらず、民法の厳格な運用、家族のあり方、性倫理観まで持ち出
してきて拒否をしている。

 誰もが法を守らなければならないことは、十分に解っている。
 特例は、本当に特別なこと。
 ただ、自分とは関係のない違う姓のパスポートでの修学旅行を断念しようとしている、この女子高生には、特例を認めていいのではないか。
 大人の事情で、これ以上、子どもたちを犠牲にしてはいけない。

 一生に一回限りの修学旅行。
 思いっきり楽しんで、思い出深い修学旅行となるように、こころから祈りたい。
 そして、子どもたちに対して、大人たちの責任のある対応を待ちたい。

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