6 月 16 2007
理不尽なこと
「完全参加と平等」
国際障害者年より、日本の障害者福祉政策の理念とされてきた「ことば」。
実際、この「ことば」に沿った多くの政策が実現され、かなりの部分で日本の障害者福祉が前進したと言える。
しかし、現実は、とても厳しい。
例えば、障害者の参政権だ。
多くの課題は、まだ解決されていないが、代理投票制度や郵便投票制度など、どんなに障害が重くても選挙において一票を投じ、自らの権利を行使することができるようになった。
ただ、障害者の政治参加、とくに議員活動という面では、公的なサポート体制を保障するものはなく、皆無に等しい。
国際的には、障害者の参政権、政治活動の保障は、人権のように当然の権利として認められている。
日本は、障害者の権利条約の批准をめざしているが、かなり遅れていると言わざるを得ない。
明日の深夜。
次のような番組がある。
ぜひ、多くの人に見て欲しい。
そして、考えて欲しい。
もし、できれば、出来ることから何か行動を起こして欲しいと思う。
6月17日(日)、深夜(0:50〜1:45) 日本テレビ系列
『NNNドキュメント’07 声の壁 〜発言できない議員』
話は変わるが、最近理不尽なことが多い。
コムスンの介護問題は、コムスンだけを叩けば済むという問題ではない。
社会保険庁の年金問題も、社会保険庁だけを叩けば済むという問題でもない。
でも、マスコミも含めて、叩きやすいところへ集中する。
これでは、問題の本質は、何も解決されない。
もう一つ、理不尽なことがある。
いまもなお、国と戦っている女子高生がいる。
「現在の両親の姓で、パスポートを取りたい」
たったそれだけの、ごく当たり前のことなのに、国は、法律を楯にして頑なに拒否し続けている。
いわゆる、民法772条規定の無戸籍児童の問題である。
法律の運用規定で、DNA鑑定が認められば、すぐにでも解決できる問題。
にもかかわらず、民法の厳格な運用、家族のあり方、性倫理観まで持ち出
してきて拒否をしている。
誰もが法を守らなければならないことは、十分に解っている。
特例は、本当に特別なこと。
ただ、自分とは関係のない違う姓のパスポートでの修学旅行を断念しようとしている、この女子高生には、特例を認めていいのではないか。
大人の事情で、これ以上、子どもたちを犠牲にしてはいけない。
一生に一回限りの修学旅行。
思いっきり楽しんで、思い出深い修学旅行となるように、こころから祈りたい。
そして、子どもたちに対して、大人たちの責任のある対応を待ちたい。
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