5 月 24 2007
介護福祉士 「人足りぬ」特養悲鳴 繰り返し求人
厚生労働省の調査で判明した、約4割にものぼる「潜在的介護福祉士」。一方で、横浜市福祉事業経営者会(松井住仁会長)の調査によると、同市で特別養護老人ホーム(特養)などを経営する社会福祉法人の93%が職員の確保に苦労し、79%は年4回以上の求人を繰り返していた。市健康福祉局の担当者は「定着率が低く、慢性的な人手不足。だが無理やり就職させるわけにもいかない」と頭を抱えている。
政令市で最多人口(約362万人)の同市には約4000人の特養待機者がおり、市は2006〜10年度の5年間に約4500床分の特養を増設する計画だが、経営者からは「とても担い手を確保できない」と悲鳴に近い声が上がっている。
同経営者会は昨年11月、横浜市内の計80の社会福祉法人を対象に人材確保に関するアンケート調査を行った。回答を寄せた56法人のうち、「職員が辞めることにより補充に苦労している」と回答したのは52法人(92.7%)にも。さらに、この1年間に4回以上の求人をしたと答えたのは44法人(78.6%)で、求人に年間100万円以上費やしたと回答したのも11法人(19.6%)。「この先人材確保で不安な点があるか」の問いには、すべての法人が「はい」と答えた。
福祉の専門学校の新卒者の間でも、福祉の現場を敬遠する傾向が強まっている。市内で介護福祉士の資格が取得できる学科を設置する専門学校は4校あるが、このうち1校では昨年度の同学科の卒業生80人のうち、介護福祉士資格が必要な職についたのは54人にとどまった。一方で同校では、就職希望者76人に対し介護職の求人数は4674人と、求人倍率は61.5倍に達した。
深刻な介護職員不足は市の協議会などでも取り上げられ、障害者福祉の現場でも担い手不足が問題化。「きつい仕事の割に給料が安い、というイメージばかり先行している」と同市のある施設経営者は嘆いている。【出典:毎日新聞】
マンパワー不足は、利用者にとっても不利益となる。名称独占から業務独占という介護福祉士の資格のあり方など再検討する時期だと思う
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