2 月 01 2002
『世界がもし100人の村だったら』
先日、ある書籍紹介のメールマガジンを読んでいたら、『世界がもし100人の村だったら』(著者:池田香代子/チャールズ・ダグラス・ラミス 出版社:マガジンハウス)という本が紹介されていた。
一つの電子メールがもとになり、世界中の多くの人たちがそのメールに一言だけ自分の想いとなる言葉を付け加え、親しい友人へとメールの転送を繰り返しながら出来た物語だった。
インターネットの『民話』、『ネットロア』だという。
内容的にも自分自身の中では、とてもタイムリーだったのがきっかけで、帰宅途中に立ち寄った書店で、この本を購入してしまった。
『世界がもし100人の村だったら』は、ゆっくり読んだとしても一時間もかからないほどの短い物語だった。
大きな文字で、日本語訳とともに英文も書かれている。
綺麗な挿絵もあり、絵本に近い本だった。
文章も、短い文章で分かりやすく、それでいて深く考えさせられる。
この本は、タイトル名にもあるように、世界を100人の村に例えながら、いま世界中で起きているさまざまな事柄を紹介している。
人口問題、宗教、貧困、食糧問題、戦争、飢餓、政治、病気、南北問題、そして、差別、人権問題などなど。。。
100人の村、その村人に日常的に起きている問題として置き換えることで、より身近に、よりリアルに強く感じられる。
世界の中で、いま起きているさまざまな事柄の本質が、よく解る本である。
それだけではない。
自分自身が生きていることを、生きている意味を、鋭く突きつけられる。
何度となく行き詰まった時、視点を変えて見ることで、また広い視野で大きく見ることで、行き詰まっていた事柄が、すごくばかばかしいことで、とても簡単なことだったと思えることがある。
それには、優しく、素直に、ありのままになること。
本当の自身にもどること。
自分自身にも、他の人に対しても。。。
そんなことを思わせてくれた本だった。
もし、この本を手に取る機会があったら、一人でも多くの人に、是非読んでほしい一冊である。
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